マンション選び&購入のポイントPOINT
2015.04.23
「ココが安心!」 マンション住民が実感するセキュリティ安心ポイント
マンションはセキュリティ面で安心と言いますが、実際に住んでいる人はどんな点に安心感を感じているのでしょう?マンション住民2,979人にきいた「マンションのセキュリティ」アンケートから、「住んで良かった」と実感する安心ポイントをまとめました。
マンションの方が防犯上安心して暮らせると考える人は90%以上
マンションと戸建てを比較して、マンションの方が防犯上安心して暮らせると思う人は、アンケート回答者の90%以上。皆さんマンションのセキュリティについて非常に高く評価されています。
その理由はというと、マンションに導入されているセキュリティ設備、そして管理員や住民による人の目が見守りになって安心という声が多くありました。
- 有人管理、オートロック。
- 警備会社と提携していたり、防犯カメラが数箇所に設置されている。
- 侵入可能な箇所が少ない。戸建てに比べ視線が多い。
- 同じ費用の防犯設備なら住戸数で割ることができるので、より予算をかけて整備できる。
また、
「実家は戸建てだが、夜中庭に人が入り込んだり、お風呂ののぞきや泥棒など、数えるだけで5回はあった。もうあんな思いはしたくない」
「マンション暮らしが長いと、実家(戸建)に帰省しても夜が怖くてなかなか眠れない」
という声もありました。
郊外の戸建てと都内マンションを所有して行き来して、両方で暮らしている方も「マンションのほうが楽で安全」と感じているようです。
マンションのセキュリティ設備やサービスにはどんなものがあるの?
一般的なマンションのセキュリティ設備やサービスにはどんなものがあるのでしょうか?
圧倒的に多かったベスト3は、防犯カメラ・カメラ付きインターホン・オートロックでした。マンション内に設置された防犯カメラは、「ごみの不法投棄やバイク盗難が発生したときに役立った」という実体験の声もあり、その重要性がわかります。
カメラ付きインターホンは、機種によって録画機能が備わっているものもあり、「間違えてインターホンを押した人もすべて録画されるので、防犯の中でも抑止力が期待できる」という声があります。また最近では、エントランスだけでなく、敷地の入口やエレベーターに何重ものオートロックポイントが設けられているマンションもあり、マンション内で安心して暮らすためにオートロック自体がさらに厳重になっています。
オートロックは「容易に部外者が居住区域に入れない」ため防犯面で役立っているという回答者が多い一方で、「オートロックを過信しすぎないように」と指摘する声もありました。安心と安全をもたらすセキュリティ設備やサービスですが、それだけに頼りすぎず、それぞれが防犯意識を持って暮らすことが大切だと考える住民も少なくありません。
子供の見守り、深夜の帰宅、皆さんの安心エピソード
アンケート回答から「マンションに住んでいて、よかった!安心した!」と感じた皆さんの体験をご紹介しましょう。
子育ての安心
- 子供の友人の家族がいるので、いくつもの目で見守られている感じがある。子供がカギを忘れて部屋に入れないときも、お邪魔させて貰っていました。
- 敷地内の住民のうち、子供のいる家庭は、ほぼ顔見知りで安心。
- 住民ボランティアで、子供の通学時に見回りをしていただいている。
マンション全体で子供を見守りできる環境は、子育て世代のご家族にとっては、とても心強いですね。
不在時の安心
- 長期留守にするとき、管理員さんが見回りを強化してくれる。
- 海外出張で留守をしても、隣近所の方がいらっしゃることで安心感がある。
- 家人が留守で一人の時なども安心して眠れる。
長期不在時の留守宅は心配なものですが、管理員さんの存在や、すぐ隣に住民がいるという集住の安心感はかけがえのないものです。
防犯面での安心
- マンション共有部に何者かが侵入して器物を破損したが、防犯カメラの画像からすぐに犯人検挙につながった。
- 犯人は未逮捕ながら、ひったくり・痴漢事件で防犯カメラを警察の捜査情報提供に使うことができた。
マンションの防犯カメラの存在は、犯罪抑止面でも、実際の犯罪捜査でもかなり活用されています。防犯カメラがあることが安心につながっているという声も多くありました。
夜間の安心
- 警備員がいつもいて、深夜も定期的に周囲見回りをしているため、マンション敷地周囲も安心感が高い。
- 夜でも散歩やランニングをしている人が多いので、夜にコンビニなどへ出かけても怖くない。
- 夜遅くに帰ってきたときに、マンションに入ると明かりもあり、安心する。
24時間警備や常駐管理員、住民の存在など、たくさんの人の目は、夜間の出入りの安心感にもつながります。マンションならではの安心感ですね。
セキュリティ設備+住民の防犯意識がさらにセキュリティを堅固にする
マンションにセキュリティ設備やサービスが備わっていることはもちろんですが、住民一人ひとりが防犯意識を持って行動することで、マンションのセキュリティはさらに堅固なものになります。
見回りや見守りの実施、情報共有、地域との連携によって防犯活動に取り組んでいる、以下のようなマンションもあります。
- 住民同士の挨拶励行で不審者の侵入を抑制している。
- 不審者情報を掲示板に掲示して注意喚起している。
- 子供の帰宅時間にボランティアの見回り隊。
- 周辺のマンションと共同作業として、住民によるマンション周辺の見回り。
- 町内会による防犯パトロール。
防犯活動は「近所付き合い」と答えた方がいるように、コミュニティの関係が深まるほどセキュリティ面でも強いマンションに育っていきます。導入されているセキュリティ設備に満足することなく、住民が自主的に防犯に取り組むことで、マンションに安心で安全な暮らしをつくりだしていくことが大切です。
「マンションの魅力と住み心地に関するアンケート」より
- 2015年2月25日(水)~2015年3月9日(月)
- 調査方法:インターネット(マンション・ラボ)
- 対象:マンション・ラボ リサーチ会員(マンションにお住まいの方)
- 有効回答数:2,979名