マンションの購入時、共用設備の充実度がポイントになることが多いようです。アンケートから、購入時のポイントになった共用設備と、入居後の満足度が高い共用設備のランキングを比較してみました。

ランキングトップ2の「宅配ボックス」「24時間ごみステーション」は順位も変わらず、購入前の期待と、入居後の満足度が同じようです。やはり居住者の皆さんは、利便性の高い共用設備をポイントにしていらっしゃいますね。次は入居後も満足度の高いトップ5の共用設備を詳しくチェックしてみましょう。

人気の「24時間ごみステーション」も、マンションならではの便利な設備です。

• 共働きなのでいつでもごみ出しできるのは嬉しい。
• いつも清掃員がきれいにしてくれるのでとても満足。
• 特に夏場に、すぐ生ごみを捨てられるのがありがたい。

ごみの収集日や時間に合わせることなく、いつでもごみを捨てられる点が集住のメリットといえます。ごみ出しのルールやマナーを守って、みんなできれいに使いたいものです。

• ちょっとした菓子や電球の購入に便利。
• 夜間の買い物や小腹がすいたときのスイーツ購入時に便利。

• 雨天の車での出入りや、シニアや乳幼児を連れて出入りする際に便利。
• マンションの景観的にも美しい。

大規模マンションに多く見られる4位「コンビニ」・5位「車寄せ」は、スケールメリットを感じる便利な共用設備です。意外だったのは、購入時のポイントには入っていなかった5位「車寄せ」です。実際に使っていて便利さに気付いた共用設備ということでしょうか。

トップ5に挙げられているどの共用設備も、集合住宅のメリットを活かしたものばかり。マンション購入時にはこれら共用設備がどのくらいあるのかをチェックして判断するのもよさそうです。

最後に居住者の皆さんが、実際に共用設備がある・ないに関わらず、「管理費が高くなってもほしい共用設備」は、以下のものでした。

1位・2位は満足度アンケートと同じですが、3位に「非常用発電機」が入っている点で、居住者の防災意識の高さを感じます。
実際に暮らしに役立つ便利なものではありませんが、緑の景色を楽しめる4位「植栽」や、訪問者の目に触れやすい5位「エントランスロビー（談話スペース）」が入っている点が興味深いです。共用設備には、暮らしに役立つ利便性も必要ですが、マンションの資産価値を高めてくれる緑や談話スペースも、お金を払ってもほしいと考える居住者が多いようです。

これらマンションの価値を高める共用設備も、マンション選びの参考にしてみてください。