マンションライフを楽しむMANSION LIFE
2015.09.29
住民による、住民のための文化祭で、活発な交流を行う大規模タワーマンション
最近の大規模マンションでは、さまざまな交流イベントや取り組みが行われています。
今回は、その中でも毎年住民文化祭を開催して交流を育む、湾岸地域の大規模タワーマンションの事例をお伝えします。
住民文化祭は、マンション住民のためのお祭り!
湾岸エリアの大規模タワーマンションでは、住民交流のために、数年にわたってマンション内で住民文化祭を催しています。
マンションには、ピアノを演奏する人、手芸が上手な人、さまざまな個性や技能を持った住民が住んでいます。しかし、普段の生活ではそうした部分について知ることはなかなかできませんよね。
このマンションでは、住民文化祭を運営する住民有志が、運営スタッフとして、それぞれの知り合いや、マンション内で活動するサークルに声をかけて、開催内容を企画。
さらに毎年開催するごとに、そのつながりが広がり、初年は音楽演奏だけだったのが、子供達の合唱団編成にまで発展するなど、年々進化しているようです。
音楽、手芸、絵、住民が自分の得意を発表する場
大規模マンションは、さまざまな技能や趣味を持った方が多く住んでいます。
これまでの住民文化祭では、チェロの演奏、手芸サークルによる作品発表、趣味の絵の展示、さらにマンションの子供達による合唱団まで誕生! マンションのエントランスホールでの合唱には、通りかかる人々が足を止めて思わず聞き入ってしまうほど。
また、津軽民謡を披露した女性が子供達と一緒に踊るなど、踊りや音楽を通じて、住民同士が参加できる楽しみもあるようです。
専門家による、趣味を深めるための教室
こちらの住民文化祭では、住民だけでなく、専門家を招いた教室を開催するイベントもあります。これも、学びの場を通して住民交流を図るのが目的です。
今後の文化祭では、住民の中から専門家を募って、先生として教室を開催してもらうことも考えているそうですよ。
専門家による、趣味を深めるための教室
住民文化祭は、住民の特技をただ発表するだけの場ではありません。
手作り作品の展示スペースに置かれた「交流ノート」を通して、感想を書き込み、作り手と観客との心の交流が行われています。
ノートを見てみると、
「自己流とお聞きしましたが、センスがいいからでしょうか、ステキです」
「色遣いやデザインがとても洗練されていて、みなさんすばらしい」
というメッセージでいっぱいです。
また、作り手の方も、展示の場やノートを通して得られる感想が、今後の活動の励みになるといいます。
コミュニティへの参加意識が高まる住民文化祭の効果
住民文化祭を企画した有志スタッフも、開催を重ねる毎に、住民同士のつながりの広がりを感じていると言います。
文化祭の振り返りコメントでも、
「子供の参加は、すごくいい効果があった」
「女性の方が積極的に参加する方が多い。今後はご主人も一緒に巻き込んでいく仕掛けを考えたいですね」
「たとえばパパ会や、ママ抜き親子会があると、子育てパパが呼び込めていいかも!」
など、積極的なアイデアがどんどん生まれているのを感じます。
住民文化祭は、集住のメリットを最大限に活かしたマンションのお祭りです。自分が主役になることで、コミュニティへの参加意識もさらに高まるにちがいありません。
住民文化祭は、大規模マンションならではの楽しみ方の一つと言えますね。