マンションライフを楽しむMANSION LIFE
2022.01.27
在宅で参加可能!オンライン&バーチャルサービス最前線
コロナ禍をきっかけに、生活に関する多くのことがネットワーク環境を活用して実現できるようになってきました。また、旅行や料理教室といったエンターテイメントなど、リアルでは体験できない新たな楽しみが発見できるさまざまな新しいサービスも登場しています。
今回は広がるオンライン&バーチャルサービスの最前線をご紹介します。
コロナ禍で浸透した「オンラインサービス」
技術の発達に伴い、オンラインによるさまざまなサービスが登場しています。特にこの1~2年は、おうち時間の増加など生活様式の変化により、オンラインサービスが一気に普及したのを感じるのではないでしょうか。
例えば、在宅勤務の増加で利用者が爆発的に増えたのは、「オンラインミーティング」などに使うリモートワークツール。リモートワークと親和性の高い企業では、都心のオフィスを引き払って「バーチャルオフィス」上で業務を展開するところも登場し、話題となりました。
ここでは、コロナ禍で登場し生活を支えてくれたサービスを振り返ってみましょう。皆さんが利用したことのあるサービスはどのくらいあるでしょうか?
■おうち時間を充実させたサービスたち
緊急事態宣言下では、日用品の買い出しなどでも人数制限が推奨されていました。そのため、「ネットスーパー」や「食材宅配サービス」を利用する方が増えました。また、営業時間短縮や酒の提供の制限により苦境にあえぐ飲食業界は「デリバリーサービス・出前」に活路を見出し、一気に選択肢が広がりました。楽しみの少ない自粛生活の中で、せめて食事だけは楽しみをと、普段は食べないようなお店のデリバリーや、ネットショップでの「お取り寄せ」を楽しんだ方も多いようです。
また、外出自粛の影響で定着したのが、「動画」や「電子書籍」といったエンターテインメント系のサブスクリプション。お子さんのいらっしゃる家庭などでは、親がリモートワーク中にお子さんに「動画配信サービス」の番組を見せていたという方も多いかもしれませんね。
コロナ以前には「何となく使いにくい」「割高」などのイメージがあったこれらのサービスですが、自粛期間を機にユーザーが増加。読者の皆さんも、その便利さを実感したという方も多いのでは。進化の様子に、今後も期待が集まります。
すでに定着?!コロナで登場した新しいサービス
一方で、生活に彩りを添えてくれる新しいサービスが続々と登場しました。実際に利用したことがなくても、耳にしたことのあるサービスも多いのではないでしょうか?
今後も新しい形のサービスとして定着しそうな兆しも感じられます。
■「外の世界を楽しみたい!」 レジャー系サービス
海外はもちろん国内の移動もハードルが上がった昨今、「舞台鑑賞」「音楽鑑賞」といったイベントや、「旅行」や「美術館・博物館」といったレジャー系のサービスも、オンラインで提供されるようになりました。
演劇や音楽など、公演の配信は、「遠隔地でも楽しめる」「アーカイブ配信があれば自分の好きなタイミングで楽しめる」と、会場体験型にはない新しい価値観を提示することができました。現在では会場開催と配信の二本立てで実施される公演も見られるようになり、定着しつつあるサービスと言えるでしょう。
また、「旅行」や「美術館・博物館」といった、現地体験に価値をおくレジャーやレジャースポットも、ガイドによるライブ配信で旅先や展示を案内してくれるサービスが登場しました。オンライン旅行では、ガイドと会話しながら実際に現地のものを購入・配送してもらえるというサービスもあり、自宅に居ながらにして旅先の空気をより楽しめる仕掛けが施されています。
■おうち時間にスキル&シェイプUP!学習・体験系サービス
外出がなくなったことで増えたおうち時間を有効に活用するため、「オンライン学習」や「フィットネス系オンラインレッスン」なども増えました。これまでは1つの学習プログラムやレッスンに参加したら、同じコースを継続するスタイルが一般的でしたが、「オンラインレッスン予約システム」が普及し、気になるレッスンだけをスポットで利用するということも可能になり、気軽にオンラインレッスンができるようになりました。
オンラインシステムのおかげで、それまではスクールに在籍していたインストラクターが個人で活動できるようになり、質の高いレッスンをどこでも受けられるようになったのも大きな魅力です。特殊な設備を利用するものに関しては、やはり直接対面のレッスンには及びませんが、今後は目的に合わせて直接対面やオンラインを使い分けていくスタイルが定着しそうです。
■内見やカウンセリングなどもオンラインで
また、外出自粛の影響で困ったのが、不動産の内見、化粧品のアドバイスや衣服の試着など「店員のアドバイスやカウンセリング」が必要なサービス。これらもオンライン会議ツールとカメラを利用することで、実際にその場にいるようにサービスを受けることが可能になりました。「マンションの購入相談」でも、ネットエントリー後、担当者からオンライン上で物件情報の説明を受けることができ、忙しい方や遠方の方でも時間と場所の制約が少なくなるメリットがあります。また、小さい子どもがいて外出しにくい方も安心して相談ができるため、今後も利用シーンの増加が見込まれるサービスです。
■そんなものまでオンライン?なサービス
コロナ禍では、感染を避けるためにあらゆる「集まりごと」が避けられました。そんな中で、オンラインミーティングのツールを活用して「飲み会」や「帰省」などを行う人や企業も。より一体感が得られるよう、参加者全員に同じ飲食物のセットを宅配で届ける「オンラインパーティ・プラン」などのサービスも登場しました。
また、入社式や冠婚葬祭などの人生のターニングポイントとなる行事も延期や中止が相次ぎました。冠婚葬祭に関しても「オンライン結婚式」「オンライン葬儀」といったサービスを提供する企業も登場しました。
これらの行事はオンラインでの飲み会や帰省については、遠隔地でも顔を合わせて同じ時間を過ごせるという新しいスタイルを生み出したこともあり、今後も必要に応じて活用されていきそうです。しかし、冠婚葬祭についてはやはり対面を重んじる方の方が多いのが現状のようです。
今後に期待したい!VR・エンターテインメント
このように、オンラインを活用したサービスがとても身近になってきた昨今。医療や介護など、オンラインサービスを提供しているものの、エッセンシャルなジャンルであるために使いにくいと思われてきたサービスもあります。
それらの今後の展開に影響を与えそうなのが、VR(バーチャルリアリティ)の活用。技術の進化に伴い、専用の施設でVR機器を利用することで、オンラインとリアルが交錯するようなサービスも登場しています。ここではオンラインサービスの未来を覗けるような体験が可能なVRをとりれたサービスをご紹介します。
■現実以上の体験が可能に!旅行系VR
実際には行けないような場所やできないような体験ができる「バーチャルツアー」。VRゴーグルをつけて東京の名所を巡るバーチャルツアーや、VRとリアルな食事提供を通して飛行機のファーストクラスを疑似体験できる施設も。年齢や趣味嗜好を問わず、VRの魅力を体感することができるジャンルです。
■大好きなキャラクターに会える!絶叫体験もよりリアルに!アトラクション系VR
「ライド型アトラクション」 や「お化け屋敷」など、VRゴーグルをかけることで、よりリアルな体験を楽しめるアトラクション系VR。大好きなアニメや映画をテーマにしたVRでは、まるで作品の中に入り込んだような没入感が体験できます。
■ご家庭から施設を利用した大規模なものまで。ゲーム系VR
VRを利用したエンターテインメントの中でも最も浸透していると思われるのがこのジャンル。施設型では、「サバイバルゲーム」「人狼ゲーム」といったある程度の広さを必要とするゲームを、よりリアルな演出とともに満喫することができます。また、家庭用ゲームにも専用の機器を利用して「eスポーツ」を楽しめるものがあります。
今回はコロナ禍で定着した新しいサービスについてお届けしました。今後はこういったサービスも当たり前になってきて、娯楽だけでなく医療や介護といった分野への転用も進んでいくことが予想されます。
機材の問題などもあり、自宅で皆さんが気軽に楽しめるようになるまではまだまだ時間がかかるかもしれませんが、未来のマンションライフを快適なものにするためにも、ぜひ最新の技術をキャッチアップしておきましょう。