マンションライフを楽しむMANSION LIFE
2015.08.27
室内でも楽しめる植物で、マンションのお部屋を彩ろう!
今回は、マンションの室内でも十分に楽しめて、暑い夏にも育てやすい存在感のある個性的な観葉植物、アロエやアガベなどの多肉植物やサンスベリアをご紹介します。
「乾燥に強い・強い日差しを好む」
この特徴をしっかりと把握すれば非常に育てやすい植物ですし、見栄えもよく、お部屋のインテリアとしても映えるため、とても人気があります。マンションにお住まいの際には、ぜひ室内を彩りたいですね。
アロエ(多年草:多肉植物/ススキノキ科)
アロエは、昔から非常にポピュラーな植物でしたが、多肉植物人気と共にさまざまな品種が出回っています。食用や美容に用いられることも多く、薬草効果が普通のアロエの5倍という「健康アロエ 不夜城」のような品種もあるようです。
室内で育てる場合は十分日が当たる場所を選びましょう。日照が不足すると葉色が薄くなり徒長(植物の枝や茎が間延びして伸びること)して樹形が乱れます。水やりのタイミングは「土が乾ききる」までは与えないようにします。しっかりと乾かしたら鉢底から流れ出る量を与えます。
アガベ(多年草:多肉植物/キジカクシ科)
アガベの特徴はロゼット状に葉を広げます。また、葉先にトゲがある物が多くあります。写真の「ベネズエラ」などは寒さにも強いですよ。
寄せ植えをせずに、一鉢に一品種を育てるようにすると失敗がありません。植替えをする場合はサボテン用の土など、水はけの良い土を使ってください。
サンスベリア(常緑多年草/キジカクシ科)
サンスベリアは、独特の個性的なフォルムで存在感がある観葉植物です。今回は、大きいタイプと小さいタイプから4品種紹介しています。
日当たりの良い室内で育てますが、生育期(4月半ば~10月頃)は日陰でも大丈夫です。ただし真夏の直射日光には当てないでください。冬場は必ず、室内の日当たりの良い場所に移動しましょう。 水やりは、土が十分乾燥してからたっぷり与えます。夏の生育期には肥料を与えると効果的です。
冬の寒さに弱いので、最低気温が10度を下回ってくる頃から、水やりを控えます。断水して、休眠状態で冬越しさせる場合もあります。断水した場合は、気温が15度を超える頃から少しずつ水やりを再開していきます。最初は霧吹きで株を湿らせる程度から再開してもよいでしょう。
アロエやアガベ、サンスベリアは、丈夫で育てやすく失敗が少なくマンション・ガーデニング初心者にはぴったりの植物です。個性的な形で、グリーンインテリアとしてもお勧めです。
多肉植物を枯らせてしまう一番の失敗は、水のやりすぎです(土が乾かないうちに与えてしまう)。十分乾燥させてから与えるようにします。また、乾燥気味で育てる多肉植物と、多くの水を欲するハーブ類の鉢を一緒に並べていると、ついつい水をあげすぎてしまうのでよく注意しましょう。
著者プロフィール
- 寺井 通浩
- 東京都渋谷区上原にある、フラワー&グリーンショップ「からならの木」のオーナー。「植物と暮らす」をテーマにガーデニングやディスプレイを手がける。月に1回花の教室も開催するほか、個人宅のコーディネート相談も受け付ける。
- ブログ村「バルコニーガーデンブログ」ランキングに参加しています
- http://www.karanara.com/