マンションライフを楽しむMANSION LIFE
2014.04.24
家族の団らんを生むリビング
リビングは家族が集まり、コミュニケーションを深める大切な場所。そして、お客様がわが家のイメージを決める場所でもあります。家族みんなが心地よく過ごせるスペースにすることはもちろん、できるだけお客様に好印象を与えられるよう、自分たちらしいリビングにしたいものですね。今回はリビングのタイプやレイアウト、家具の選び方、カラーコーディネートの仕方など、家族の団らんを生み、ゆっくりとくつろげるリビングづくりを中心にご紹介しましょう。
一家団らんを生むリビングを作るには?
リビングは家族が笑い合い、語り合える憩いのスペースであり、日々の疲れを癒すくつろぎの場所でもあります。「家族の団らんは、リビングを通して生まれる」といっても過言ではありません。そんなリビングをもっとよく知り、自分たちの暮らしに合うタイプを選ぶことで、よりいっそう団らんが生まれることでしょう。
暮らし方で選びたい、リビングのタイプ
リビングのタイプは、ダイニングと一体になった広々としたタイプから、趣味のスペースとつながったタイプまで、ご家庭のライフスタイルによってさまざま。あなたはどんなリビングがお好きですか?
広いリビング&ダイニング
最近多いのが、部屋数をあまり多くせずにリビング&ダイニングを広めに取り、対面式キッチンを設置した開放感のあるタイプ。料理中のママも子どもたちの姿が見えるので、子育て中のファミリーに好評です。ホームパーティをするときも、より多くの人を招待できます。
和室とリビング一体型
昔の茶の間的な和室と、リビングが一体になったタイプ。「リビングでくつろぎたいけれど、やっぱり和室もほしい」「夜の食事は和室でゆっくりしたい」というご家庭に最適です。
リビングとダイニングが独立
「食事をする場所とくつろぐ場所は別々にしたい」「来客が多いので、家族がリビングに居づらい」という場合は、このタイプがおすすめです。来客時はリビングが応接間となり、ダイニングでバタバタと料理をする姿を見られずに済むので、優雅におもてなしをすることができるでしょう。
リビングとサンルーム・書斎などがつながったタイプ
リビングのすぐそばにサンルームや書斎、趣味のスペースなどがあるタイプ。「日中、家事の他にやりたいことがある」「サンルームにお花を飾りたい」という方に最適です。例えば、家事の合間に少しずつ趣味のソーイングを進めたり、子どもが勉強する姿を見ながら趣味の読書で時間を過ごすことも可能です。
日当たりと眺望の良さで、暮らしを明るく
生活の中心になることが多いリビングは、窓が大きく部屋が明るいほど、家族の心や暮らしも明るくなります。滞在時間の長いリビングに大きな窓があれば、太陽のあたたかな光を照明代わりに使うことができるでしょう。また、窓が大きければ大きいほど、リビングからの眺望も気になるところ。見晴らしの良い眺望は、住む人を優雅な気持ちにしてくれます。
リビングはどんな風に使ったらよい?
リビングは家族が集まる場所なので、家族みんなのこだわりや趣味などを共有しあい、ひとつのインテリアに表現できる楽しさがあります。
まずは家族みんなの希望を出し合って
何より大切なのは、「そこで過ごしたい」と家族全員が思えること。どんな風に過ごしたいか、どんなインテリアが良いかなどを話し合う必要があるでしょう。例えば、趣味に没頭できるスペースをリビングのすぐそばに置くことで、趣味を楽しみつつ、家族と一緒に過ごしている感覚になることができます。
一緒にいる時間をたくさん作ることも大切
最近はご夫婦共に仕事で忙しいご家庭も増え、そもそも家にいる時間が少ないというケースが少なくありません。そのような場合は、なるべく一緒にいるためにリビングを工夫することも大切です。
小学生以下の子どもがいる場合は、リビングで勉強できるスペースを作りましょう。ひと昔前は「勉強は子ども部屋で」が定番でしたが、最近はリビングでママと一緒に勉強する方が良い結果が出るという意見が多くなっています。遊びのスペースも、子ども部屋だけではなくリビングにあることで、ママが家事をしながら安心して遊ばせることができるでしょう。
くつろぎを与えるリビングづくり
自分の好きなようにレイアウトできる個室と違って、リビングは家族全員がくつろげることが大前提。ある程度の広さがあり、快適に暮らせる設備や家具も必要でしょう。冬暖かく夏涼しい環境を作ることはもちろん、家族が連絡事項を共有できるボードを置くなど、細かい心配りも必要です。
リビングのタイプ別にレイアウトを工夫
リビング&ダイニングの間取りは、大きく分けて縦長と横長があります。横長のリビングの場合は、キッチン側にダイニングテーブル、その反対側にソファとテレビなどを置くのが定番です。縦長のリビングの場合は、窓側にソファ、奥にダイニングというケースが一般的です。
家具を置くときは、2人がすれちがえるゆとりを持った導線にすることが大切。また、テレビが見やすい位置にソファがあるかなど、実際に暮らすシーンをイメージして配置を考えましょう。
家具を選ぶときのポイント
ダイニングテーブルは、座りやすさを一番に
見た目も重要なポイントですが、毎日食事をする場所なので、まずは座りやすさを重視した方が良いでしょう。
そして、ダイニングでは食事をするだけか、子どもの勉強スペースにもしたいのかなどをじっくり考え、その目的に合ったテーブルや椅子を選ぶことが重要です。
ソファはリビングの主役的存在
ソファは大きくどっしりとしているので、リビングの中でも存在感がある家具です。種類もいろいろありますので、家族の人数や使い方に合わせて選びましょう。ソファの座面の高さや背の高さ、色によっても、お部屋のイメージが変わってきます。ピッタリと合うものが見つかるまで、あせらずにじっくりと探しましょう
素敵にカラーコーディネート
リビングのコーディネイトは、まず色彩計画を立てて
リビングの色は、住まいの印象を左右する大きな力を持っています。まずはよく考えてテーマカラーを決めましょう。たとえば来客と食事を楽しむ機会が多いなら、食べ物がおいしく見えるオレンジ系を選んだり、リラックスして過ごしたいなら精神を安定させるブルー系など、目的によって選ぶ色も変わってきます。基本の色が決まったら、それに合う色を組み合わせながら、センス良く調和のとれたコーディネートに仕上げていきましょう。
最後に
日本では昔、せまい畳の部屋で家族みんながワイワイ過ごす光景がありました。生活が洋風スタイルになった今でも、“一家団らん”の大切さに変わりはありません。リビングを上手にコーディネートして、家族全員の笑顔が見えるリビングにしたいですね!