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2010.11.30

省エネで暖かく!冬のお部屋づくり術

省エネで暖かく!冬のお部屋づくり術

寒い冬。暖房器具が欠かせない季節がやってきます。部屋は暖かいほうがいいけれど、光熱費も気になるところ…そこで、光熱費を抑えながらも、暖かく快適に過ごす秘訣を紹介します。暖房器具の使い方やお部屋のインテリアをちょっと工夫するだけで、効率よくお部屋を暖かくすることができます。

暖房器具の効果的な使い方

冬を暖かく過ごすにはかかせない暖房器具。まずは使い方を工夫して熱効率を高めることで、省エネを心がけましょう。

ホットカーペット
ホットカーペット

足元をぽかぽかと温めてくれるホットカーペット。しかし、電気代が気になるアイテムでもあります。フローリングなど断熱性の低い床の上に直接敷いて使用すると、熱が逃げてしまうため消費電力がさらに大きくなってしまいます。保温性の高い断熱シートやマットなどをカーペットの下に敷くことで、温まるのが早くなり、温かさも増し、さらに電源を切った後も保温効果が持続します。
また、購入する際は、不必要に大きなサイズは避け、必要最低限のサイズを選ぶのがコツです。

コタツ

コタツもホットカーペットと同様に、敷布団の下に断熱シートやマットを敷き、さらに掛布団を厚めのものにすると、省エネ効果も温かさもグンとアップします。また、段ボールをコタツの天板と布団の間に敷くと、天板に熱を奪われにくくすることができます。段ボールを天板よりも少し小さめにカットすれば、見た目も変わりません。

エアコン

暖かい空気は部屋の上にたまる性質があるため、エアコンのルーバー(風向板)は下向きにするようにします。また、フィルターが汚れていると、運転の効率が下がるだけでなく、空気の汚染にもつながりますので、こまめな掃除を心がけてください。

ファン・ヒーター
ファン・ヒーター

ファン・ヒーターでお部屋を効率よく暖めるには置き場所が大切です。できるだけ窓に近い場所、つまり冷気が入りやすい場所に置くようにしましょう。

暖房器具を窓やドアから離れた場所に置くと、暖められた空気は上昇し、窓際で一気に冷えて下降し、またヒーターへ戻ってくるという流れができてしまいます。これでは、天井付近と床の近くで温度差が大きくなり、暖房効率が悪いだけでなく、健康にも悪影響を与えます。天井付近と床の近くの温度差が5℃以上になると、人は不快に感じるからです。

そこで、ファン・ヒーターを窓際に置いてあげると、暖かい空気が上昇気流を作り、窓から入ってきた冷たい空気を押し上げて、部屋全体の暖かい環境を維持することができます。

加湿器

空気が乾燥していると、身体からどんどん水分が蒸発し、その蒸発の際に体温が奪われてしまいます。そこで、加湿器の出番です。同じ温度でも湿度が高ければ、体温から水分が蒸発しにくくなるので、暖かく感じます。冬場の湿度は40~60%が理想的です。

インテリアの色と素材を工夫する

暖房を使わなくても、カーテンやラグ、などのインテリアの選び方を工夫することでも、暖かさを演出することができます。

冬におすすめのカラーコーディネート

冬におすすめのカラーコーディネート

右の2つのイラストを見比べてみてください。構図は同じで、カーテンの色だけが異なります。オレンジ色のカーテンを使ったお部屋の方が温かく感じませんか?

私たちの体感する温度は、実際の気温のほかにも湿度や風、色などにも影響を受けています。冬は、暖かみを感じる赤やオレンジ、ブラウンなどの暖色を取り入れることで、暖かく感じられるお部屋になるというわけです。

カーテンやソファーカバーなどのファブリック類に暖色系を取り入れると、お部屋の雰囲気は変わります。

季節感を演出したいという場合には、ベージュや淡いオレンジなどの暖色をベースに、アクセントとして赤や緑、シルバーなどクリスマスカラーを取り入れてみてはいかがでしょうか。

ファブリック類の素材

ファブリック類を選ぶときは、色だけでなく、素材にもこだわってみましょう。

ラグ

足下を温めると体全体が暖まりやすくなるので、ラグの活用がおすすめです。毛足の長いムートンやフェイクファー素材は、毛足の間に空気の層ができるので暖か。奥までホコリが入り込んでしまうと取り除くのが難しくなるので、定期的に掃除機をかけるようにしましょう。

カーテン

暖かいお部屋作りに欠かせないのが窓の防寒です。
布地の密度が高いほど、断熱効果がアップしますので、太い糸で隙間なくしっかりと織られた生地がおすすめです。また、カーテンのヒダも重要なポイント。ヒダの谷間に空気を抱え込むことで、窓とお部屋の間に空気の壁ができ、断熱効果が高まります。ヒダが多いもの、さらに一重よりも二重に重ねた方が空気の壁がより強固になるため、より効果的です。

最後に

暖房器具を効果的に使い、インテリアの色や素材を工夫しながら、快適に冬を乗り切りましょう。

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