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2012.08.30

秋の住まいケアのすすめ

秋の住まいケアのすすめ

今年も厳しい暑さをもたらした夏ももうすぐ終わり、秋がやってきます。夏の強い日差しや紫外線で住まいも少なからずダメージを受けています。快適な環境で秋・冬を迎えられるよう、住まいのメンテナンスを始めましょう。今の時期にやっておきたい、住まいケアをご紹介します。

夏の汚れはしっかり落とそう

夏の汚れはしっかり落とそう

夏の汚れで気を付けなければいけないのが、汗と皮脂の汚れです。例えば、床。素足で生活することの多い夏場は、自然と足裏の汗や脂が付着してしまいます。これをそのままにしておくと黒ずみの原因になることもあります。秋を迎える前にしっかりと夏の汚れを落としておきましょう。特に脂汚れは寒くなるとかたまりやすく、落としにくくなってしまいます。

フローリングのお掃除とメンテナンス

掃除機をかけるだけでなく、水拭きとから拭きをプラスして行いましょう。それでもべたつきを感じるようであれば、洗剤成分が含まれた市販のウエットシートなどが便利です。皮脂汚れには酢(水で薄めて使用してください)も有効なのですが、ワックスを使用している場合ははげてしまうことがあるので、気を付けて使用しましょう。

また、夏場は強い日差しによる紫外線や熱によってフローリングが乾燥し、ひびなどの傷みが発生しやすい状態にあります。フローリングを保護するためにも、季節の変わり目にしっかりとワックスをかけておくのもおすすめです。

夏の家電の片付け方

夏の間に大活躍だった、エアコンや扇風機などの家電。長く使えるようにしっかりケアをしておきましょう。

エアコン

エアコンの汚れを放っておくと、稼働効率が悪くなるだけでなく、カビなどが繁殖し、汚れた空気を部屋にまき散らす温床になってしまいますので、定期的にメンテナンスを行うようにしましょう。まずは、エアコンのカバーを外し、フィルターのホコリを掃除機などで取り除きます。目に見えるホコリがなくなったら、フィルターを取り外し、丸洗いをします。十分に乾かしてからエアコンに戻します。

掃除機能付きのものも、定期的にメンテナンスを行った方が稼働効率がよくなります。機能に頼り切らず、こまめにフィルターをチェックしてみてください。

扇風機

羽根やカバーなど取り外せるパーツを分解していきます。一番汚れが付きやすい前面のカバーと羽根の部分は、水洗いをして汚れをしっかり取り除いてください。パーツをよく乾かしてから、元に戻します。

ただし、扇風機は、エアコンを使うまででもないけれど、少し暑いという日に便利ですのでしまうのは少し先でもよいかもしれません。窓を開けて、扇風機を回せば上手に外の空気を取り入れることができます。台風が多くなる時期でもあるので、室内干しの換気にも活躍します。

秋に向けてのカビ・ダニ・虫対策

湿度が高くなる夏場はカビが生えやすいシーズンです。この夏に増えたカビを放っておくと、カビを栄養源としているダニなども増えてしまいます。夏に繁殖したカビが根付いてしまう前に取り除きましょう。

浴室のケア
浴室のケア

カビの悩みが一番多い場所が浴室です。
目に見えるカビは市販のカビ取り剤を発布して、取り除きましょう。気を付けたいのが浴室のドアの通気口や換気扇のカビです。この部分にカビが残っていると換気をして入ってくる空気に乗って、カビが浴室内にまき散らされてしまいます。通気口や換気扇のカビも忘れずに掃除するようにしましょう。

キッチンのケア

キッチンのカビはシンクの排水口や三角コーナーが主な発生場所になります。手軽な方法としては、45度以上のお湯を毎日かけるようにすると、カビや細菌の発生を抑えることができます。

また、カビやダニのエサとなる油汚れですが、気温が高いうちは油汚れも緩み、落としやすい状態になります。寒くなってくると固まって落としにくくなりますので、今の時期に落としてしまいましょう。

虫干しをしよう
虫干しをしよう

乾燥した晴天が続くことが多い秋は、「虫干し」に最適な季節です。虫干しとは、本や衣類を日光や風にあて、湿気をとって虫やカビの発生を防ぐために行うものです。古くは、平安時代にも行われていたという記録もある、昔ながらの生活の知恵の1つです。家中の中のものをすべて外に出すことは大変ですから、簡易的な方法をご紹介しましょう。

家中のドアや窓を開け放し、家中に外の空気が通るようにします。そして、クローゼット、押し入れ、タンス、本棚、靴箱、食器棚の扉を開けるだけ。ただし、気候条件が重要です。必ず晴天が2日以上続いた後の晴れの日に行うようにしましょう。また、朝や夕方は空気の湿気が高いので10時~14時の間がベストです。

マンションの台風対策

また、この時期忘れてはならないのが台風です。被害を最小限に食い止めるためにも、台風が来る前に対策を行っておきましょう。

浸水対策

バルコニーの排水溝が詰まっていると、雨水がバルコニーにたまって室内が浸水してしまう可能性があります。階下にも水漏れの被害が出る恐れがありますので、排水溝まわりに落ち葉やゴミがたまってないかを確認し、溜まっていたら取り除いておきましょう。

暴風対策

強風で飛ばされる可能性のある植木鉢、物干し竿などを室内へ取り込んでおきましょう。予期せぬ飛来物により窓ガラスが破損する場合もあるので、ガラスは破損防止フィルムなどで補強しておくと、安全度が高まります。

最後に

いかがでしたか。季節の変わり目に住まいケアをしておくと、次の季節を心地よく迎えられ快適に過ごすことができますので、是非チャレンジしてみてください。

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