マンション選び&購入のポイントPOINT
2016.05.26
2,700人の購入経験者に聞く!マンションの賢い購入術
マンション購入は大きな買い物です。他の人はいったいどんな計画でマンションを購入しているのでしょうか。また、分譲マンション購入者約2,700人に「知っておきたいマンション購入術」についてアドバイスいただきました。ぜひマンション購入時にお役立てください!
頭金500万円以下・35年ローンが1位。無理のない資金計画が大事!
まず気になるローンですが、みなさん頭金はどのくらい入れて、どのくらいのローン期間で組んでいるのでしょうか? アンケート結果では、頭金500万円未満が約24%、35年ローンが約45%と1位です。
頭金も年数も、皆さん無理のない資金計画を立ててマンションを購入しているようです。頭金は一般に物件価格の2割程度といわれていますが、住宅価格や住宅ローンの金利情勢をトータルに考えた方がよいでしょう。
これから頭金を貯蓄してある程度貯まるまで購入を待つよりも、頭金の額が少なくてもいま住宅ローンの金利が安いうちに購入した方がよい場合もあります。総合的に判断したいですね。 また、85%が生前贈与を利用しておらず、「もっと早く生前贈与してもらえばよかった」という声も。事前に利用できる制度やお金のことについて学んでおけばよかったと後悔している声もちらほらありました。
生前贈与とは・・・本人が生きているうちに、配偶者や子・孫に財産を贈与すること。これからマンションを購入する方は「住宅取得資金贈与の特例」を利用すれば、1200万円まで贈与税がかからず(2016年9月までの契約で省エネ等住宅等の場合)、父母や祖父母などの直系尊属から、非課税でマンション購入の支援をしてもらえます。
※適用の条件や、契約締結期間ごとに非課税限度額が変わりますので、事前に税務署に確認してください。
固定?変動?住宅ローンの金利はどちらを選んだ?
住宅ローンの金利タイプは、固定金利を選んだ方は約30%、変動金利は約34%と、ほぼ同じ位。それぞれが選んだ理由は何だったのでしょうか?
<固定金利派>
- 変動金利は不安だったし割高に思えたから
- 変動金利のリスクよりも利率が安いメリットの方が大きい。
- 変動金利にして、その後金利が上がるのか下がるのかドキドキするのが面倒だったから。
<変動金利派>
- その時一番お得だったし、経済の変動が見えないので固定だと怖いので変動にした。
- ゼロ金利政策があり、その後金利が下がったので固定から変動金利に変えて、今日に至っている。
- 早めに返済しようと思っていたので変動金利にした。
など、それぞれ住宅ローンを組んだ時期の金利状況や返済期間に応じて、個々に判断しているようです。ゼロ金利政策のいま、固定から変動に切り替えたという方もいます。住宅ローンの金利が下がっている今が買い時・買い替え時と考える人も多いようです。
これだけは抑えたい!マンション購入で失敗しないために注意すべきこと
では皆さんが、マンション購入前に失敗しないために注意していたことはどんな点でしょう?
- あらかじめチェックリストを作った。
- 実際に駅まで歩いてみて、利便性を確かめた。
- 近くに住んでいる友人に、環境などを確認する。
- モデルルームだけでなく、朝昼晩と時間帯を変えて現地の周辺環境をチェックした。
- 将来、日当たりや眺望などの環境が変わったりしないか確認する。
- 賃貸・売却しやすい場所を選んだ。
- 売主が信用できるかインターネットで調べた。
- 何か事が起こった場合にも、対応が十分できる大手業者物件を対象にした。
- オプションはしっかり把握!
- 販売会社の営業さんとまめに連絡を取り合った。立地やネット環境など、譲れないラインを設定して確認した。
- 見た目や雰囲気だけでなく、地盤の強さや基礎などがしっかり施工され、信頼できる業者なのか確認した。
多くの購入者が、モデルルームと現地に何度も足を運んでいると回答しています。また売主や販売会社が大手かどうかという、信用度を重視している点も! 後悔しないマンション購入のためにも、さまざまな角度からきめ細かく情報収集することは大切なのだといえますね。
念入りな情報収集を怠らないで!
マンション購入は、念入りな情報収集が成功のポイント! 実際にモデルルームに行って気になることやわからないことについて質問するのもひとつの方法です。うまく活用して、満足のいくマンション購入を目指しましょう!
「あなたのマンション購入方法を教えてください!アンケート」より
- 調査期間:2016年3月23日(水) ~ 2016年3月28日(月)
- 調査方法:インターネット(マンション・ラボ)
- 対象:マンション・ラボ リサーチ会員(マンションにお住まいの方)
- 有効回答数:2,679名
将来の家族構成や働き方の変化と共にマンション選びのポイントも変わってくる可能性があります。これから選ぶ方は、家族と将来のことをよく話し合い「優先したいポイント」が何かを考えることからスタートするといいかもしれませんね。